彫刻が楽しくなる!彫刻のデザインに役立つ本 | 彫刻オンライン
彫刻が楽しくなる!彫刻のデザインに役立つ本
彫刻に挑戦したい、または今よりレベルアップしたいと考えている方におすすめの本を集めました。初心者向けの基礎技術やデザインのアイデア集、彫刻家の作品集など、彫刻の楽しさを引き出すための幅広いジャンルを紹介しています。彫刻に役立つテクニックから発想を広げるアイデアまで、この一冊であなたの創作がさらに楽しくなるヒントが見つかるはずです!
初心者向け!彫刻の基本デザインが学べる入門書
木彫りをはじめよう: 道具の使い方から作品づくりまで
「木彫りをはじめよう: 道具の使い方から作品づくりまで」は、木彫りの基礎から応用までを網羅した入門書です。著者の西川栄明氏が長年の経験を活かし、道具の選び方や手入れ方法、基本的な彫り方のテクニックを丁寧に解説しています。初心者でも理解しやすいよう、豊富な写真とイラストが用いられており、step by stepで作品作りのプロセスを学ぶことができます。木彫りを始めたい方にとって、実践的で分かりやすい一冊となっています。
はじめての石彫: 制作のための基礎知識と技法
「はじめての石彫: 制作のための基礎知識と技法」は、石彫刻の入門者向けに書かれた実用的なガイドブックです。著者の外尾悦郎氏が、石の種類や特性、必要な道具、基本的な彫刻技法を詳しく解説しています。安全な作業方法や石の扱い方など、初心者が陥りやすい失敗を避けるためのアドバイスも豊富に盛り込まれています。写真やイラストを多用し、複雑な技法も視覚的に理解しやすくなっており、石彫刻を始めたい方に最適な一冊です。
彫刻の技法: 粘土造形からブロンズ鋳造まで
「彫刻の技法: 粘土造形からブロンズ鋳造まで」は、彫刻制作の全プロセスを網羅した総合的な入門書です。著者の籔内佐斗司氏が、粘土による原型制作から石膏取り、ブロンズ鋳造までの各工程を詳細に解説しています。初心者にも理解しやすいよう、各技法の歴史的背景や理論的説明も含まれており、彫刻芸術への深い洞察を得ることができます。豊富な作例と制作過程の写真が掲載されており、彫刻技法を体系的に学びたい方に最適な一冊となっています。
やさしい仏像彫刻入門: 基本から応用まで
「やさしい仏像彫刻入門: 基本から応用まで」は、仏像彫刻に特化した初心者向けの入門書です。著者の松久宗琳氏が、仏像彫刻の基礎知識や道具の使い方、基本的な彫り方のテクニックを丁寧に解説しています。仏像の種類や特徴、各部位の彫り方など、仏像彫刻特有の知識も豊富に盛り込まれています。step by stepの作品制作例も含まれており、初心者でも仏像彫刻の魅力と技術を学ぶことができる実践的な一冊です。
彫刻デザインの基礎: 形態と空間の探求
「彫刻デザインの基礎: 形態と空間の探求」は、彫刻作品のデザイン理論と実践を学ぶための入門書です。著者の中村義孝氏が、形態や空間、バランス、質感などの彫刻デザインの基本要素を詳しく解説しています。抽象的な概念を具体的な作例を通じて理解できるよう工夫されており、彫刻作品の構想から完成までのプロセスを学ぶことができます。豊富なスケッチと完成作品の写真が掲載されており、彫刻のデザイン力を高めたい初心者に最適な一冊となっています。
彫刻家の作品集でインスピレーションを得よう
名和晃平作品集『METAMORPHOSIS』
「名和晃平作品集『METAMORPHOSIS』」は、国際的に活躍する彫刻家・名和晃平の個展以降に制作された作品を中心に収録した一冊です。アナログとデジタルが融合する独自の世界観が詰まった本書には、「PixCell」シリーズや「SCUM」シリーズなど、名和の代表作が多数掲載されています。最先端の技術と素材の特徴を活かした多様な空間表現は、彫刻家を目指す方々に新たなインスピレーションを与えてくれるでしょう。
富樫一作品集
「富樫一作品集」は、国際的に活躍した彫刻家・富樫一の作品を網羅的に紹介する一冊です。遊佐町出身の富樫が残した、豪放かつ繊細な感覚を持つ石彫作品の数々が収録されています。「大地」や「さくら大橋」など、スケールの大きな石のモニュメント作品の制作過程や背景も詳しく解説されており、石彫に興味を持つ彫刻家にとって貴重な資料となるでしょう。
VESSEL / Mist / Planet [wanderer]
「VESSEL / Mist / Planet [wanderer]」は、世界的に活躍する振付家/ダンサーのダミアン・ジャレと彫刻家の名和晃平が協業して創作したパフォーマンス三部作の作品集です。彫刻とダンスの融合による新しい表現の可能性を探求した本書は、彫刻家にとって異分野とのコラボレーションの魅力を感じられる一冊となっています。写真や解説を通じて、彫刻の概念を拡張するアイデアを得ることができるでしょう。
彫刻の森美術館コレクション図録
「彫刻の森美術館コレクション図録」は、箱根にある彫刻の森美術館が所蔵する国内外の著名な彫刻作品を網羅的に紹介する一冊です。ロダンやムーアなどの巨匠から現代作家まで、幅広い時代と様式の彫刻作品が美しい写真とともに掲載されています。各作品の解説も充実しており、彫刻の歴史や技法を学びながら、多様な表現に触れることができます。彫刻家を目指す方々にとって、豊富なインスピレーションの源となる一冊です。
イサム・ノグチ 宇宙を造る
「イサム・ノグチ 宇宙を造る」は、20世紀を代表する彫刻家イサム・ノグチの作品と思想を深く掘り下げた一冊です。彫刻、庭園、舞台美術など、ノグチの多岐にわたる創作活動を豊富な図版とともに紹介しています。日本の伝統と西洋の近代性を融合させた独自の美学や、空間全体を彫刻として捉える革新的な考え方は、現代の彫刻家にも大きな影響を与えています。ノグチの創造性に満ちた世界観から、新たな彫刻表現のヒントを得ることができるでしょう。
木彫りや石彫りのテクニックがわかる実践的なガイド
はじめての木彫りどうぶつ手習い帖
「はじめての木彫りどうぶつ手習い帖」は、木彫り初心者のための実践的なガイドブックです。著者のはしもとみお氏が、かわいい動物たちの木彫り作品の制作過程を丁寧に解説しています。基本的な道具の使い方から、彫り方のコツ、仕上げの技術まで、step by stepで学ぶことができます。豊富なイラストと写真で各工程が分かりやすく示されており、初めての方でも安心して木彫りに挑戦できる一冊となっています。
やさしい木彫りのほん
「やさしい木彫りのほん」は、木彫りの基礎から応用までを網羅した実用的な入門書です。著者の神保康子氏と安斎榮氏が、彫刻刀の使い方や研ぎ方、木材の特性など、木彫りに必要な基本知識を詳しく解説しています。初心者でも理解しやすいようイラストを多用しており、木彫りの技術を段階的に学ぶことができます。木彫りの楽しさを感じながら、確実に技術を身につけたい方におすすめの一冊です。
川崎誠二のちいさな木彫り
「川崎誠二のちいさな木彫り」は、人気木彫り作家による実践的なテクニック集です。著者の川崎誠二氏が、動物や食べ物など21種類の作品の制作過程を詳細に紹介しています。各作品のプロセスが丁寧に解説されており、初心者から中級者まで幅広い層が楽しみながら技術を学べる内容となっています。さらに、動画によるサポートも提供されており、より深く木彫りの技術を習得したい方に最適な一冊です。
木彫りをはじめませんか 動物や仏像を身近な道具と材料で彫ろう
「木彫りをはじめませんか 動物や仏像を身近な道具と材料で彫ろう」は、木彫りの幅広いジャンルに挑戦できる実践的なガイドブックです。著者の駒沢聖刀氏が、動物や仏像など様々な題材の彫り方を解説しています。身近な道具と材料を使用することで、初心者でも気軽に木彫りを始められるよう工夫されています。各作品の制作過程が詳細に説明されており、木彫りの技術を着実に向上させたい方に適した一冊となっています。
飾って楽しめる木彫入門: 自然のぬくもり暮らしの中に
「飾って楽しめる木彫入門: 自然のぬくもり暮らしの中に」は、実用的な木彫り作品の制作方法を紹介した入門書です。著者の早瀬百合子氏が、日常生活で使える木彫り作品の作り方を丁寧に解説しています。木の質感や暖かみを最大限に活かす技術が学べ、完成までの工程が詳細に説明されています。木彫りの基本テクニックから応用まで幅広く学べ、作品を暮らしの中に取り入れたい方におすすめの一冊です。
アート思考を広げる!彫刻デザインのアイデア集
杉本博司 瑠璃の浄土
「杉本博司 瑠璃の浄土」は、世界的に活躍する芸術家・杉本博司の作品集です。写真を中心に、建築や舞台など幅広い分野での作品が収録されています。特に代表作である「海景」シリーズは、水平線だけを切り取った白黒写真で、時間の概念を視覚化する斬新な表現が特徴です。彫刻家にとっても、空間と時間の捉え方に新たな視点を与えてくれる一冊となっています。
塩田千春展:魂がふるえる
「塩田千春展:魂がふるえる」は、現代アーティスト塩田千春の作品集です。糸を使ったインスタレーション作品で知られる塩田の、「生きること」や「存在」を問う作品群が収録されています。形のない概念を空間全体で表現する手法は、彫刻家にとって新たな表現の可能性を示唆しています。彫刻の概念を拡張し、空間全体をアートとして捉える発想を学べる一冊です。
バンクシー ビジュアルアーカイブ
「バンクシー ビジュアルアーカイブ」は、匿名の芸術家バンクシーの作品とそのコンセプトを解説した本です。街中に残されたグラフィティ作品には、鋭い社会批評や皮肉が込められています。彫刻家にとっても、公共空間における作品の在り方や、メッセージ性の強い作品制作のヒントを得られる一冊です。社会と芸術の関わりについて深く考えさせられる内容となっています。
北斎の肉筆 HOKUSAI's Brush
「北斎の肉筆 HOKUSAI's Brush」は、浮世絵師・葛飾北斎の肉筆画を集めた作品集です。スミソニアン協会フリーア美術館のコレクションから、北斎の繊細な筆致や大胆な構図を間近で観察できます。彫刻家にとっても、平面と立体の関係性や、日本の伝統的な美意識を学ぶことができる貴重な一冊です。古典的な技法から現代的な表現へのヒントを得られるでしょう。
アートディレクションの「型」。:デザインを伝わるものにする30のルール
「アートディレクションの「型」。:デザインを伝わるものにする30のルール」は、広告業界のアートディレクションに必要な考え方を紹介した本です。彫刻家にとっても、作品のコンセプトを効果的に伝える方法や、観る人の心に響く作品づくりのヒントが満載です。具体的な経験談を交えた解説は、彫刻作品の展示や発表の場面でも活用できる実践的な内容となっています。
立体表現が楽しくなる!彫刻の構造とデザイン理論書
わからない彫刻 つくる編-彫刻の教科書1
「わからない彫刻 つくる編-彫刻の教科書1」は、武蔵野美術大学出版局から刊行された彫刻の基礎を学ぶための画期的な一冊です。教育現場で活躍する作家たちの生きた言葉を通じて、彫刻の多様性と奥深さを理解することができます。モデリング、カービング、金属加工、ミクスト・メディアなど、様々な技法や素材について詳細に解説されており、彫刻制作の実践的なアプローチを学ぶことができます。彫刻の構造とデザイン理論を学びたい方にとって、貴重な指針となる内容です。
ランドスケープ・アーキテクチャーにおける理論
「ランドスケープ・アーキテクチャーにおける理論」(原題:THEORY IN LANDSCAPE ARCHITECTURE)は、サイモン・スワッフィールド著の立体表現に関する重要な理論書です。ランドスケープの形態と構造(フォームとファブリック)に焦点を当て、空間デザインの視覚的アプローチを提供しています。美的、空間的、そして経験的な概念を詳細に説明し、大規模な設計スキームの視覚化や図面による表現方法を学ぶことができます。彫刻家にとっても、空間構成や立体表現の理論を深める上で非常に有益な一冊となっています。
ランドスケープ・グラフィックス
「ランドスケープ・グラフィックス」は、ランドスケープデザインやランドスケープアーキテクチャーで使用される基本的なグラフィック技術を網羅した究極のガイドブックです。基礎から応用まで、グラフィック言語と設計プロセス、製図、レタリング、手描き図と概念的な作図の基本、透視図、断面図などについて明確な指示を提供しています。彫刻家にとっても、立体作品の構想や設計図の作成に役立つ実践的な知識が満載の一冊です。
数学理論でデザインを美しく!レイアウトに使える法則
「数学理論でデザインを美しく!レイアウトに使える法則」は、数学的理論を活用したデザイン・レイアウトの法則を紹介する実用的な一冊です。黄金比、白銀比、シンメトリー、フラクタルなど、自然界に存在する美しい形態の数学的法則を解説し、それらをデザインに応用する方法を詳しく説明しています。彫刻作品の構造やプロポーションを考える上で、新たな視点と創造的なアイデアを提供してくれる内容となっています。
デザイン - 原研哉
「デザイン」は、日本を代表するデザイナー原研哉氏の代表的著作です。日本における近代デザインの歴史と、その本質的な意味を深く掘り下げています。商業美術として歪められて解釈されがちなデザインの本来的な姿を、デザイナーの視点でまとめた一冊です。彫刻家にとっても、立体表現におけるデザインの本質を理解し、新たな創造性を引き出すためのヒントが詰まった書籍となっています。
まとめ
彫刻のデザインに役立つ本を読めば、初心者でも基本テクニックからアート思考まで、幅広く学びながら彫刻の楽しさを存分に味わえます。技法やデザインのガイド、インスピレーションを与えてくれる作品集、さらには理論書まで、さまざまな視点から彫刻を深められるのが魅力ですね。
気軽に始められる小さな作品のガイドや、空間を生かした展示の理論書など、あなたに合った一冊がきっと見つかるはずです。